こんにちは!
Awesome!キッズ体操教室 那覇校です。
「諦めない」「粘り強い」子どもに育つためには、幼少期からの関わり方が大きく影響します。特に、親や保育者など身近な大人がどんな声かけをするか、どんな姿勢を見せるかは、子どもの「やり抜く力(=グリット)」の土台になります。
子どもが困難に直面した時、「失敗してもいい」「挑戦し続けることに価値がある」と実感できる環境が重要です。そのためには、失敗を責めたり結果ばかり褒めたりしない声かけがポイントになります。
⚫️チャレンジ前
「できるかどうかより、やってみようとするのがすごいね」
「初めてのことでも、ちょっとずつやってみよう」
→失敗への不安を和らげ、挑戦を肯定
⚫️途中で苦戦している時
「難しいけど、ここまでよくがんばってるね」
「どうすればうまくいくか、一緒に考えようか」
→プロセスを認め、気持ちに寄り添う
⚫️失敗・ミスした時
「うまくいかなかったけど、挑戦したのはすごいよ」
「次はどうすればいいと思う?」
→結果ではなく行動を承認。改善への視点を育む
⚫️最後までやり遂げた時
「最後までやったことが一番すごいよ!」
「あきらめなかったね、立派だったよ」
→結果よりも“継続した姿勢”を大きく称える
🔸ポイント:「できた/できなかった」より「どう取り組んだか(過程・努力)」に焦点を当てて褒めることが大切です。
難しすぎず、ちょっと頑張ればできるような課題を用意。
「自分にもできた!」という経験が「もうちょっと頑張ってみよう」の土台に。
例:「5回だけやってみよう」「1分だけ頑張ってみよう」
成功体験を積み重ねることで、少しずつ粘り強さが伸びていく。
子どもは言葉より行動を見て学びます。大人が失敗しても「じゃあもう一回やってみよう」と言う姿を見せることで、粘り強さのモデルになります。
「悔しいよね」「難しかったね」など共感の声かけで、感情を安心して表現できるようにする。
『できるかな?あたまのうえに』『ちいさなヒッポ』『スイミー』など、努力や挑戦をテーマにした絵本も効果的です。
「なんでできないの?」→努力の意欲を失わせる
「もういいからやめなさい」→粘り強くやろうとする気持ちを遮断
「〇〇ちゃんはできたのに」→比較は自己肯定感を下げる
「結果がすべて」→成果だけを評価すると、途中でやめたくなる
🏁 最後に:粘り強さとは「才能」ではなく「育つ力」
「グリット(やり抜く力)」の研究で有名な心理学者アンジェラ・ダックワースは、
🔹「才能」よりも「粘り強く続ける力」のほうが成功には重要と述べています。
✅ できる・できないより「挑戦しようとしたこと」を褒める
✅ 結果よりも「過程」「努力」に注目して承認する
✅ 小さな成功体験の積み重ねを大切にする
✅ 大人自身が粘り強い姿を見せる
✅ 感情に寄り添い、安心して失敗できる環境をつくる