出典：スポーツ庁　令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果

スポーツ庁による「令和4年度体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を見てみると小学生・中学生の男女ともに、令和元年度から3年連続で、体力合計点が低下していることが分かります。

とくに持久走のタイム低下が著しく、また、運動をしていない子どもの割合の増加、肥満に該当する子どもの割合の増加が確認されました。

同調査は国公私立の小学校5年生および中学校2年生を対象とした全数調査で、対象者数は小学生約99万人、中学生約91万です。

低下の主な要因としては、1週間の総運動時間が420分以上の児童生徒の割合は増加しているものの、以前の水準には至っていないこと、肥満の児童・生徒の増加、朝食欠食、睡眠不足、スクリーンタイムの増加などの生活習慣の変化などのほか、新型コロナウイルス感染症の影響により、マスク着用中の激しい運動の自粛なども考えられるとしている。

子どもの体力低下の原因は、外遊びやスポーツの重要性を学力の状況と比べ、軽視する傾向が進んだことにあると考えられます。

そのため、今後は屋外で遊んだり、スポーツに親しむ機会を意識して確保していく必要があり、特に保護者の皆様が子どもに対して積極的に体を動かす機会を作っていく必要があります。
また、健康的な食事、運動習慣、十分な睡眠など、基本的な生活習慣を身につけることも重要であり、そのためには家庭における保護者の積極的な関わりが不可欠となります。

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